訪れる者を拒むようにあった布をめくり引き寄せられる感覚で玲蘭華に近付いていく。
助けるつもりなのかどうかはリュナ自身も分かってはいないが、とにかくもっと近い距離でそれを見て確かめたかった。
彼女の前まで進み、いよいよその突き出た水晶に触れようと手を伸ばした瞬間。
「触るな!!」
空間も時間でさえも裂きそうな程に大きなラバの声がリュナを止めた。
反射的に振り返ればいくつかの布の向こうにラバと永、二人の気配を感じる。
目の前にある玲蘭華の光が強すぎて少しの影でも漆黒に見えてしまうのだ、当然ラバたちの姿は見えなかった。
でも気配は確かにそこにある。
「…あ。」
何か言おうと口を開いた時、リュナの心臓が大きく波打ち、そのあまりに強すぎる衝撃で痛みを伴い息がつまった。
そして突如全身が痺れるような感覚に包まれ、身体の自由を失ったリュナは倒されるように膝から崩れ落ちる。
打ち付けた膝よりも全身を襲う痺れの方が痛い、喉を締め付けられる感覚に呼吸さえも困難になった。
「風神!」
永の声が部屋の中に響く。
声も出せないほどの痛みを抱えてリュナは身を縮めながら玲蘭華を見上げた。
しっかりと閉じた目蓋は動く気配などない。
なんて奇妙だろうか。
荒い呼吸は次第にリュナの意識を朦朧とさせていった。
「しっかりして!」
永の声が近くで聞こえたかと思えば、彼女はリュナの左腕を自分の肩にまわして立ち上がる。
「部屋に連れてくからね、風神!」
助けるつもりなのかどうかはリュナ自身も分かってはいないが、とにかくもっと近い距離でそれを見て確かめたかった。
彼女の前まで進み、いよいよその突き出た水晶に触れようと手を伸ばした瞬間。
「触るな!!」
空間も時間でさえも裂きそうな程に大きなラバの声がリュナを止めた。
反射的に振り返ればいくつかの布の向こうにラバと永、二人の気配を感じる。
目の前にある玲蘭華の光が強すぎて少しの影でも漆黒に見えてしまうのだ、当然ラバたちの姿は見えなかった。
でも気配は確かにそこにある。
「…あ。」
何か言おうと口を開いた時、リュナの心臓が大きく波打ち、そのあまりに強すぎる衝撃で痛みを伴い息がつまった。
そして突如全身が痺れるような感覚に包まれ、身体の自由を失ったリュナは倒されるように膝から崩れ落ちる。
打ち付けた膝よりも全身を襲う痺れの方が痛い、喉を締め付けられる感覚に呼吸さえも困難になった。
「風神!」
永の声が部屋の中に響く。
声も出せないほどの痛みを抱えてリュナは身を縮めながら玲蘭華を見上げた。
しっかりと閉じた目蓋は動く気配などない。
なんて奇妙だろうか。
荒い呼吸は次第にリュナの意識を朦朧とさせていった。
「しっかりして!」
永の声が近くで聞こえたかと思えば、彼女はリュナの左腕を自分の肩にまわして立ち上がる。
「部屋に連れてくからね、風神!」



