「怯むな!立ち向かえ!」
兵士たちの気持ちを察知したかのようにカルサが叫んだ。誰もがその声に目を覚ますして深入りしそうな恐怖心への足を止める。
「無駄死にするな!!」
さらに背中を押すようにカルサは続けた。自然と剣を持つ手に力が入り、震える身体と心を食いしばって腹の底から声を張り上げる。
「はい!!」
ここは戦場、背を向けたら負ける。そんな当たり前の事を思い出しながら兵士は必死に自分の気持ちを奮い立たせた。自分たちが逃げたり負けでもしたら中にいる民たちの命は無いにも等しい。
いま置かれている状況と自分たちの存在意義、大きな役割が背中を押してくれた。覚悟を決めた心が闘志を高める為の叫び声を上げる。
「うおおおっ!!」
兵士たちの動きが一気に変化した。覚悟を決めた、ただ一つ構え方が変わっただけでこんなにも人は強くなれる。それを肌で感じながらカルサも手を休める事無く剣を振り続けた。
「陛下!」
遠くから呼ぶ声が聞こえ、声の主は戦地を潜り抜けカルサの許まで走ってくる。
「大変です、中で民たちが騒ぎ始めました。」
「民が?」
少しだけの会話をしている隙に一体の魔物が間を縫ってカルサに突進してきた。
「陛下!!危ない!」
気付いた兵士がカルサを守ろうと一歩踏み出した瞬間、カルサが止めるように手を出した。それと同時に一人の青年が前に出て、魔物を切り裂く。
「カルサ、怪我は!?」
決して振り返らずに目の端でカルサを確認した。あまりに一瞬の出来事に、その場にいた兵士は口が開いたままになっている。
兵士たちの気持ちを察知したかのようにカルサが叫んだ。誰もがその声に目を覚ますして深入りしそうな恐怖心への足を止める。
「無駄死にするな!!」
さらに背中を押すようにカルサは続けた。自然と剣を持つ手に力が入り、震える身体と心を食いしばって腹の底から声を張り上げる。
「はい!!」
ここは戦場、背を向けたら負ける。そんな当たり前の事を思い出しながら兵士は必死に自分の気持ちを奮い立たせた。自分たちが逃げたり負けでもしたら中にいる民たちの命は無いにも等しい。
いま置かれている状況と自分たちの存在意義、大きな役割が背中を押してくれた。覚悟を決めた心が闘志を高める為の叫び声を上げる。
「うおおおっ!!」
兵士たちの動きが一気に変化した。覚悟を決めた、ただ一つ構え方が変わっただけでこんなにも人は強くなれる。それを肌で感じながらカルサも手を休める事無く剣を振り続けた。
「陛下!」
遠くから呼ぶ声が聞こえ、声の主は戦地を潜り抜けカルサの許まで走ってくる。
「大変です、中で民たちが騒ぎ始めました。」
「民が?」
少しだけの会話をしている隙に一体の魔物が間を縫ってカルサに突進してきた。
「陛下!!危ない!」
気付いた兵士がカルサを守ろうと一歩踏み出した瞬間、カルサが止めるように手を出した。それと同時に一人の青年が前に出て、魔物を切り裂く。
「カルサ、怪我は!?」
決して振り返らずに目の端でカルサを確認した。あまりに一瞬の出来事に、その場にいた兵士は口が開いたままになっている。



