貴未の行動を不思議に思いマチェリラは彼の名を呼んで何かを尋ねる。
「貴未?」
「他の扉には文字が書いてあるのに、ここだけ何もない。」
その言葉の意味がすぐに理解できずマチェリラは貴未の視線の先にある景色を追った、そして判明すると微かに笑みを浮かべて貴未に答えを差し出す。
「あの文字はその世界の名前なの。この扉には名前を記す必要が無いのよ。」
「どうして?」
「ここにある全ての世界の源になっているのが総本山オフカルス。ここは始まりの場所だから記す必要がないの。」
つまりは一番最初に出来た扉であるということ、最初に現れた全ての源になるこの総本山オフカルスへの扉には何も記されていないのだ。
数えきれないほど並びがある扉たち、その全ての源であるという場所に今から足を踏み入れようとしている。
この扉の向こうには一体どんな景色が広がっているのだろうか、そして何を得られるのだろうか、考えるだけで緊張してきた。
とてつもない大きさの話に己の無力さを感じずにはいられないが、それと同時に思うこともある。
「すっげーな…あいつそんなとこの皇子様なんだよな。」
改めてカルサの存在の特別さを感じて思わず素直に口からこぼれた。
今初めて味わう巨大な力、それをずっと感じながら生きてきたのかと思うと軽すぎる発言だったかと少し後悔する。
それはマチェリラにも伝わったようだ、彼女は苦笑いを浮かべて言葉を探すが何も浮かばなかったらしい。
「…そうね。」
とりあえずの言葉を置いてみる。
「貴未?」
「他の扉には文字が書いてあるのに、ここだけ何もない。」
その言葉の意味がすぐに理解できずマチェリラは貴未の視線の先にある景色を追った、そして判明すると微かに笑みを浮かべて貴未に答えを差し出す。
「あの文字はその世界の名前なの。この扉には名前を記す必要が無いのよ。」
「どうして?」
「ここにある全ての世界の源になっているのが総本山オフカルス。ここは始まりの場所だから記す必要がないの。」
つまりは一番最初に出来た扉であるということ、最初に現れた全ての源になるこの総本山オフカルスへの扉には何も記されていないのだ。
数えきれないほど並びがある扉たち、その全ての源であるという場所に今から足を踏み入れようとしている。
この扉の向こうには一体どんな景色が広がっているのだろうか、そして何を得られるのだろうか、考えるだけで緊張してきた。
とてつもない大きさの話に己の無力さを感じずにはいられないが、それと同時に思うこともある。
「すっげーな…あいつそんなとこの皇子様なんだよな。」
改めてカルサの存在の特別さを感じて思わず素直に口からこぼれた。
今初めて味わう巨大な力、それをずっと感じながら生きてきたのかと思うと軽すぎる発言だったかと少し後悔する。
それはマチェリラにも伝わったようだ、彼女は苦笑いを浮かべて言葉を探すが何も浮かばなかったらしい。
「…そうね。」
とりあえずの言葉を置いてみる。



