清々しい朝の登校…✳︎



学校についたら昇降口の前でみんながゾロゾロと集まっている…

ーーーワイワイガヤガヤ


今日は私の最後の中学校生活の始まりの日だ
昇降口には新しいクラスの貼り紙がされてるのだ…





みんな『やったー!』とか『一緒になれなかったー!泣』など口々にそう言っている





私はというと…



『お願いします!!!斗真と一緒になれますように!!!!』



そう心に願って貼り紙に目を向けてみる…


ーーーーーチラ



『あった!!!3組だ!』

そして3組に斗真がいるか探してみる。



『い、いない…泣』



そう、斗真というのは私の彼氏だ。
瀬木斗真(せぎとうま)

2年生のクラス会の時呼び出して告白してOKをもらったのだ…


斗真は足の速さが学年1位でイケメンで
斗真と付き合える人はなかなかいない…

一生おきない奇跡と思った…✳︎




『斗真は1組かぁ…泣』



すると私の大の親友の清華(さやか)を違う貼り紙の方で見つけた



『さぁやぁかぁ泣泣泣』



『あかり!やったよ!!拓海(たくみ)
と同じクラスだった!!』



人が悲しんでるっていうのに。。
相変わらず空気が読めない女だ…



『あかり、斗真とは??』


『一緒じゃなかったぁ泣』


『そっかぁ。まぁいなくても充分楽しめるよ!!』



『だねっ!!!楽しむ!』


『じゃあ後でね!!!』


そっかぁ。。
清華は彼氏と一緒なクラスかぁ
羨ましいなぁ✳︎




そうブツブツ言いながら3組のクラスに緊張しながら入ってみる…

すると


『あかりー!!!』


ん?誰だろ??振り向こうとしたら




ーーーガバッ!!!!




『あ、真彩!』

『一緒なんだね!!やったー!!』



この急に抱き付いた子は遠藤真彩(えんどうまあや)二年生の頃仲良くなった子だ

『あかりと一緒のクラスになれるなんて奇跡だよ!!!』



『私も真彩なれてよかった!!
これからよろしくね??』


『そんな可愛い事言わないで!女の私でも照れるわっ!』


ってそんな意味の分からない事を言う真彩


まぁいいや笑

ってな感じでみんなバラバラに話してた…
すると先生が入ってきてみんな指定された席にすわる…




ーーーーペらぺらぺらぺら




この担任話しが長い…笑




『とゆーことでこの一年間よろしくおねがいします!!!』



先生がそう言って長い話しは終わった…




給食は食べずに帰るので、みんな帰りの準備をしている



私も荷物をリュックにまとめていたら



『おい!!瀬木!!!』


誰かがそうやって叫んだ




斗真でもいるのかなぁ…?




『おい!無視か!!』


そう言って私を指差す…


『え!?!?私!?!?』



おう。と言った顔で私を見る


確かこの男は斗真と一緒のサッカー部の
櫻井幸太(さくらいこうた)だ。



『お前、瀬木と付き合ってるんだってな笑』


『うん!そーだけど?笑』



『ふっ笑』
『よろしくな!笑』



『うん!よろしく!!』



なんだかよくわからないけどよろしくと言われたらよろしくと言うしかない…笑



ってか初対面にも関わらずなんだこいつは!!!!