「すぐ振っちゃうなんてもったいないじゃん!

 ちょっと考えさせてください。とかないの~?」


「もったいぶるのも相手に悪いじゃん...」


「それもそうだけど...

 振る言葉変えるとか!」


「きっぱり断ったほうが相手もスッキリするでしょ!」


「それもそっかぁ...」

遥はしぶしぶながらあたしの意見に賛成してくれた。


キーンコーンカーンコーン


五時間目が終わるチャイムが鳴った。


「ちゃうどチャイム鳴ったし教室に戻ろっか」


「うん、そうだね~」


話もちょうど終わったし、遥がそう言ったので私も教室に戻ることにした。