遥と話すために五時間目はサボって屋上に来ていた。


あたしたちの学校の屋上はいつでも開放されているため、

自由に出入りできちゃうのだ!


「で、誰に告白されたの~?」


遥はさっそく聞いてきた。


それも興味津々の眼差しで...

(そこまで面白い話じゃないのにな)


「同年代の知らない男子かな~」


「知らない男子!?名前とか聞かなかったわけ?」


「うん、聞かなかった。

 だって興味ないし...」


ほんとに興味ない。

恋愛にも、男子にも。


「じゃあ、また興味ないので~

 とか言って断ったんだ...」


うっ、図星です。