キミの嘘に騙されて~



『件名:遥へ

    話したいことあるんだけど、今いい?』


(よし、送信!)

ピッ


返信来るかな~って思ってたらピロリロリン

早々とやってきた...


遥暇だな~ってつぶやきながらメールボックスを開いた。


『今、全然大丈夫だよ!

 話って何っ??』


(やっぱり暇だったんだ...)


『今日の放課後、一年生に告白された~』

あんまり重大なことではないから軽めに返しといた。


『えぇー、年下!?

 どんな人なの?名前は??』


遥は想像以上の過剰反応を見せてくれた。


『どんな人かは知らないけど、稲葉 隼人っていう人だよ』


『そっかぁ~

 盛り上がってる最中だけど今日は寝るから、詳しいことは明日教えて♪』


まだ9時なのに寝るのか...

まあ、遥は毎日のように部活あるからしょうがないか

って思いながら、了解と返信しておいた。


あたしも寝るかと思いながらお風呂に入るために脱衣場に向かった。