長い長いキスが終わると、泉君は私を解放してふすまを開けた



 「凛花は和菓子は好きか?」



 泉君は美味しそうな大福ののったお皿を私に見せながら聞いた。




 「和菓子は好きだよ」




 私は笑顔で言うと、泉君もニッコリと笑って私にお皿を差し出した。



 そして、耳元で「今日の続きはまた今度俺んち来た時な」と言ってイタズラっぽい笑みを見せた。