僕は、ねぇちゃんのヒーロー。【完】




 「ぇ、二人乗りってコト??」



 ねぇちゃんは少し驚いた顔をした。



 「ぇ、いや・・・?」



 僕は逆に聞き返す。



 「全然!むしろ幹汰と一緒に学校行けるなんてこれ以上嬉しいコトないよっ!」



 ねぇちゃんは少し照れながら笑った。



 僕の心はほころんだ。



 
 なんで僕らは姉弟なんだろう、、




 少し姉弟であることを悔やんだ。