僕は、ねぇちゃんのヒーロー。【完】





 「そっか!凛花、ここに来るとガキっぽくなるな(笑」




 私はハッと我に返り、顔が赤くなった。




 「ま、そうゆうトコもカワイイけどな~」




 泉君は私の頭をポンポンと撫でた。




 「泉君!次こっち~」




 私は、繋いだ手を離さないようにトンネル状になった水槽の下の廊下を走った。




 「おいおい待てって!」





 泉君も笑いながら走った。