僕は、ねぇちゃんのヒーロー。【完】





 「ちょっ・・・!!泉君!?」



 私が驚くと、泉君は平然とした表情で「なに?」と言った



 「な、なにって・・・」




 周りを見ると、町行くみんながみんな私を見ている




 「なに?恥ずかしいの?」




 泉君はイタズラっぽい笑みを浮かべた




 「そんなコト言ってるうちについちまった」




 泉君はそう言うと私をそっと下ろした




 『氷室水族館』