私は黙って、無残に落ちた幹汰のピンを拾った。 「んなもん、捨てちまえよ。俺がブランドもん買ってやるし」 平然と口走った泉君を気づけばビンタしていた。 「これは世界に一つだけのピンなの!! どんなお金でもかえられない大事なピンなの・・・!!」 私はハッと我に返った。 「ごめんね・・・」