僕は、ねぇちゃんのヒーロー。【完】




 「なんで謝るの?のんちゃんは悪くないじゃん」



 僕がそう言うと、乃江流は首を横に振った。




 「すぐにお前に伝えようと思った。思ったけど・・・

 先輩に言われたんだ。

 『今のこと誰かに言ったらお前をレギュラーから外すからな』

 って・・・

 俺、どうしたらいいか分からなくてさ・・・でも、最後に選んだのは自分の利益だった。

 自分の利益のためだけにお前ら姉弟を犠牲にしちまった・・・」




 乃江流は「ホントにごめん・・・」と言った