僕は、ねぇちゃんのヒーロー。【完】




 「うわっ!うまそ~」



 僕は勢いよくお皿に手を伸ばした。



 「今日は、結構いい感じに焦げ目がついたんだよね~」



 ねぇちゃんは美味しそうにトーストを頬張っている。



 「明日は、いよいよ合格発表だね!」



 ねぇちゃんはコーヒーをテーブルに置くと、僕に言った。