僕は、ねぇちゃんのヒーロー。【完】




 僕は言いきった。



 そして、ねぇちゃんの目には涙が浮かんでいた。




 あの雨の日以来、かな。




 僕らはあの日のように抱き合った。




 あの日と同じ温もり・・・



 「幹汰、これ」



 しばらく抱き合った後、ねぇちゃんはポケットから黄色のピンを取り出した




 「持っててくれたんだ」




 僕が嬉しそうに笑うと、ねぇちゃんも嬉しそうに笑った。