「ちょっと知ってる~?


 美春ったらさ~、乃江流くんに無理やりキスしてさ~」




 厭味ったらしく彼女たちは言う、



 俺は黒板に書かれた「美春氏ね」「消えろ」「乃江流くんに好かれるとか調子乗ってんじゃねぇ」などの文字を丁寧に消していく



 彼女たちは、そんな俺を見て話しかけてきた