僕は、ねぇちゃんのヒーロー。【完】




 「幹汰、ピンはもうつけねぇのか」



 乃江流は心配そうに聞いてくる。



 ピンは、あの準備室に置いてきたけど、たぶんねぇちゃんが持っているだろう



 「うん、もう僕にはあのピンをつける資格なんてないよ」



 僕がうつむきながら答えると、乃江流は軽くため息をついた




 「そんで?あれからねぇちゃんとはどうなったんだよ」



 乃江流は机にほおづえをつきながら質問してきた。