僕は、ねぇちゃんのヒーロー。【完】





 その風は冷たく強かった




 「・・・弱音なんて吐いちゃダメだよね、、患者さんを救わなきゃいけないんだから」




 僕は頭をかいた



 そんな僕を今度は優しくて暖かい風がつつむ





 「叱ったり、なぐさめたり忙しいね、すみれは。


 なるべく、空の向こうの住人が増えないように食い止めとくよ」