僕は、ねぇちゃんのヒーロー。【完】





 「海で誓った時のような”幸せ”になんかにはできないけど、きっと・・・絶対、すみれのいるところにたくさんのお土産話をもっていくよ


 だから、それまで僕を見守っててくれないかな?」





 僕はすみれと額を合わせて聞いた




 息が伝わってこないことに実感がわく





 すみれは一つ溜息をついた