僕は、ねぇちゃんのヒーロー。【完】





 すみれは今にも泣きだしそうな瞳で僕をみつめた



 僕はそっと髪をなでるしぐさをした





 「愛してる」





 僕はほおを赤らめたすみれに唇をかさねた




 海の時のような感触はないけど、すみれは海の時と同じように顔をさらに赤らめた