「おれ、凛花先輩呼んでくるから」 そう言うと床に手をつき、重そうに腰をあげた そして部屋を出ていく乃江流の姿を見送ると、ベッドにうつ伏せになった 倒れてからの記憶は全くない でも、その直前に聞こえた自分を責め立てる声だけが耳に焼き付いている