僕は、ねぇちゃんのヒーロー。【完】






 すみれのお母さんはうつむいて鼻をすすった




 僕はそんなすみれのお母さんを見ていられるわけもなく、すみれの傷だらけの手首を見た




 何回死のうとしてたんだろう




 何十回辛い思いをしてたんだろう





 何百回僕のことを思ってくれていたんだろう