僕は、ねぇちゃんのヒーロー。【完】





 あの歩道橋に差し掛かった




 ここが僕らのひとつの思い出の場所





 「ここですみれを助けたんだよね」




 僕は照れ笑いながら言った




 すみれは「えへへ」と恥ずかしそうに笑うと口を開いた