僕は、ねぇちゃんのヒーロー。【完】






 「---それでね、今日歩いてたんだけどね」





 白い地面を足跡をつけながら二人で歩く





 すみれはいつもと変わらない様子で楽しそうにおしゃべりしている




 学校で楽しかった話、入院している時の辛かった話、家にいる時のおかしな話、





 僕は大事にその言葉言葉ひとつを受け止めた