すみれの手は冷たくて、なんだか弱々しい手だった きっとすみれは心配をかけまいと僕に入院について言わなかったのだろう 『守れないものも、あるかもよ?』 すみれの言葉が僕の胸をさす すみれは何を伝えたかったのだろう この時の僕はまだ知らずにいた・・・