僕は、ねぇちゃんのヒーロー。【完】






 すみれのお母さんはそういうと、また紅茶をすすった





 僕はホッとして、肩の力をぬいた






 「あら、そういえば何か用件があってここにいらしたんじゃなかったの?」






 すみれのお母さんは空になったカップをお付きのメイドさんに渡し、僕に聞いた




 僕はゆっくり首を横に振ると、ほほ笑んだ