僕は、ねぇちゃんのヒーロー。【完】





 「あら、こんな時間になぜ水原家のお坊っちゃまが?

 まぁ、寒い中立ち話はお体に悪いでしょうから、どうぞ中にお入りになって」



 すみれのお母さんはドアを開けると、家に招待してくれた






 中に入ると、リビングには大きな縦長のテーブルがあり、紅茶のいい香りがただよっていた