~僕は、ねぇちゃんのヒーロー~ 「ヒーロー・・・??」 ねぇちゃんは、ピンに書かれたメッセージをまじまじと見た。 「うん、僕はずっとねぇちゃんの味方だもん」 そう言って、僕はねぇちゃんの前髪をかきわけてつけた。 「ありがと。それじゃあ、ねぇちゃんはかんたのお姫さまだね♪」 「うん!僕がずっと守ってあげる!」 ゆびきりげんまんをした。 空はオレンジ色に染まり、からすの鳴き声が儚くきこえた。