「本当はあまり人に見せるな、って言われてるんだけど、あんただけには特別、」 すみれちゃんは僕に背を向けて、お花畑の奥にある大樹へ向かった どれくらい生きているのだろうか その大樹は見上げられない程、大きかった 「私ね、何か悩みとか苦しいことがある時は、この大樹さまにこうやって手を当てて元気をもらうの」 すみれちゃんは大樹に手を当てて目を閉じると、微笑んだ