僕は、ねぇちゃんのヒーロー。【完】





 「すみれちゃん、もういいから」





 僕が笑いながら言っても、すみれちゃんは「私はこの体制が好きですから」と、頭を下げるのをやめなかった






 「ぁ、幹汰。入院することはないって

 でも、部活は当分できないかも」





 ねぇちゃんはそう言って立ち上がった




 そして、窓の方へ向かうと、僕ににっこりと笑った





 「もうだいぶ暗いし、幹汰、すみれちゃんのとこ送ってあげたら?」