僕は、ねぇちゃんのヒーロー。【完】





 ---キーンコーンカーンコーン・・・




 放課後のチャイムが鳴る




 今日はちょうど部活がない





 隣で帰りの支度をしているすみれちゃんに「昇降口で待ってるから」と言った




 すみれちゃんは黙ってうなずいた





 僕は早くなりそうな歩みを落ち着かせ、昇降口に向かった






 すると、そこにはねぇちゃんの姿があった