「幹汰、朝ご飯何にしようか?」



 ねぇちゃんは薄いピンクのエプロンを身に付け、僕に聞いた。



 「そーだなぁ、、トーストがいいな」



 僕は、寝癖ではねた髪をいじりながら言った。



 ねぇちゃんは、学校で一番と言っていいほどの美人で成績も優秀な自慢の姉、


 僕は、スポーツしか取り柄のない弟。