「大丈夫!それより、かんたが風邪ひいたら、ねぇちゃん悲しいもん。」 そう言って、握ってくれた手はとても温かかった。 かじかんでいた手が瞬く間に温かくなっていくのが感じられた。 「今日は、何のご飯かなぁ?」 僕が聞くと、ねぇちゃんは握っていた手を僕の頭へのせた。