「それじゃ、」





 すみれちゃんは少しふらついた足取りで帰路についた



 4,5歩歩いたかと思うとすみれちゃんは立ち止まって「ありがと」とぶっきらぼうに言って去っていった






 僕はすみれちゃんの背中をほほえみながら見送った





 なんだか不思議な気持ちだ






 また新たな想いが芽生えた