僕は、ねぇちゃんのヒーロー。【完】





 僕はそう言ってつむった目をゆっくりと開くと、ねぇちゃんはクスクスと笑っていた





 「なーに言ってるの昔から『ねぇちゃん大好き!』とか言ってたくせに、今ごろになって改まってなに言ってんの~」






 ねぇちゃんは手で口をおさえながら笑った






 ―――違う・・・そういう好きじゃなくて・・・