僕は、ねぇちゃんのヒーロー。【完】






 「そう、んでなんて言おうとしてたの?」





 ねぇちゃんは席につくと、一つに結んでいた髪をほどいた





 「あ、あの・・・!!

 絶対驚くと思うんだけど、、」






 ねぇちゃんは静かに相づちをうっている



 僕は握った拳を膝の上で震わせて



 勇気をふりしぼった