お母さんは僕の肩を両手でつかみながら真剣な眼差しで訴えた




 今まで見たことのない目に少しドキッとした





 すると、お母さんは腕時計を確認した





 「もう行く時間だわ

 幹汰、あと2週間は帰ってこれない」






 お母さんはアルバムをロッカーにしまいながら早口で言った