僕は、ねぇちゃんのヒーロー。【完】





 「あった。

 幹汰は覚えてないかもしれないけど、これ、お父さんとの写真よ」





 お母さんの出した、分厚いアルバムの写真には遊園地と思われるところで二人並んでいる写真だった



 でも、左にいるお母さんはお父さんに比べて楽しそうじゃなかった





 「お母さん、両親にお見合い勧められて、いやいや結婚したの

 ほら、水原家って昔から代々続く家でしょ?勝手に結婚はできないの

 だから両親に勧められるままに結婚した」






 お母さんの表情はとても寂しそうな表情だった