「やっぱし、お前のねぇちゃん美人だよな~」



 乃江流は少し口角をあげながら言った



 「そりゃぁ、僕の自慢のねぇちゃんだもん。」




 僕は、ドヤ顔で乃江流に言ってみせた



 「いいよなぁ~、あんな姉貴がいて。俺、一人っ子だからさ、うらやましいよ~」




 乃江流は窓に寄りかかった。



 いまだに雨は窓を叩く。