僕は、ねぇちゃんのヒーロー。【完】





 僕ははぐれないように乃江流のすそをつかみながら歩いた




 幼い頃、ねぇちゃんと行ったお祭りを思い出した




 乃江流は人混みをかきわけながら歩くと、ある屋台の前についた





 「ほらよ、これでも舐めてろ」





 乃江流がそう言って差し出してくれたのは、キラキラと真っ赤に染まったりんご飴だった