「今日も雨だな~」




 いつの間にいたのか、隣には乃江流がいた。



 「のんちゃんはサッカー部だもんね。サッカー部ならピロティーでも練習できるじゃん、」




 僕は、口をとがらせた。




 「まぁな~。・・・ぁ、」



 すると、僕らの後ろにねぇちゃんが通った。



 ほんのりといい香りがした。