僕は、ねぇちゃんのヒーロー。【完】





 今の時刻は11時31分、、




 劇の終演は40分だ




 もうラストシーンは始まっているだろう、、





 ホールにつくと、大勢のお客さんが劇を静かに見ていた



 姉ちゃんが演じる白雪姫は綺麗な花のしかれた箱の中で目を閉じている




 まるで、儚い雪のように




 スポットライトは姉ちゃんを照らし、よりいっそう幻想的なおとぎの国を再現している




 すると、ステージ上に王子様の格好をした男の人が現れ、姉ちゃんにゆっくりと近づく




 箱の中で目を閉じている姉ちゃんを静かに見ると、王子様は姉ちゃんの顔へゆっくりと唇を近づける




 5cm...4cm...と、徐々に距離を縮める




 姉ちゃんは静かに眠ったまま