「いよいよだな、、、」




 乃江流は、黒のタキシードに白い手袋をつけ、緊張した面持ちで呟いた



 学園祭当日



 午前の部の僕らは馬を引き連れて、パレードの準備を着々と進めていた





 「緊張しちゃうね」





 僕は白い王子様のような衣装に、帽子をかぶり、笑顔で言った





 「お前、絶対緊張してねぇだろ」