僕は、ねぇちゃんのヒーロー。【完】

 本当は冗談なんかじゃない。



 誰かにとられたらイヤだ。



 ・・・いや、僕のものでもないけどね、、




 「おぃおぃ、お前シスコンかよ(笑」




 「シスコンなんかじゃないけどさ、ただねぇちゃんに変な男が寄ってこないか不安なだけ」




 僕はニッと笑ってみせた。





 「それって、まさか俺のこと?」


 「まぁね~」





 僕はイタズラっぽく笑った。



 すると、そいつも笑い、「俺、年上の女子にはあんまし興味ないから(笑」と言った。