僕は、ねぇちゃんのヒーロー。【完】





 「私は、人気者になりたかったの

 先輩や後輩に気軽に声をかけてほしかったの

 だから、人気者の廉君に近づいた。どうしたら廉君と近づけるか、考えてたら
ちょうど、席が隣になったから、好都合だったよ。」





 葵は信じられない言葉を次々と口から出した




 俺は、怒りよりも先に悲しみがこみあげてきた






 「じゃあ、あの『好き』はウソだったの?」







 俺は恐る恐る聞いた、すると葵はキョトンとした顔をした






 「え?

 私、廉君のこと好きだよ?当たり前じゃん?

 便利な道具としてだけどね」