「・・・で、あるからして諸君たちにはよりよい―――」


 このハゲが、、


 話が長すぎる、、


 お尻が痛いよ、、




 今日は入学式。


 僕は念願の志望校に合格した。


 僕の学力的には厳しい高校だけど、ギリギリで合格した。




 「かんたぁー・・・」




 上級生のいる後ろの席から僕を呼ぶ声が聞こえた。



 「ぁ、ねぇちゃん!」



 僕は小さく手を振った。