Sの法則-平凡姫と俺様SP-




あたしの頭が真っ白になった。

殴られたようなショックで、チカチカする。

ただ体中から血の気が引いていく。

体がガタガタ震える。



「・・・なに、意味・・・わかんない、んだけど・・」



必死に紡ぎ出した声が、どこか遠くで響いて聞こえる。

龍世君の言葉の意味が理解できない。

理解したくもない。

答えなんて聞きたくもないのに、あたしの口から出たのはそんな言葉。

だって、意味がわからないんだもん。



「もう一回、言って欲しいの?」



そんなあたしを楽しむかのように、龍世君はクスクスと笑って見せた。

さらに言い聞かせるように、あたしの目を真っ直ぐに捉える。



「これはね、鈴ちゃん」



やめて。



「沙紀の、」



やめて。



「逮捕状だよ」

「やめて!!!」