Sの法則-平凡姫と俺様SP-




「・・・な、に・・・?」



龍世君の後ろに、たくさんの、警察服に身を包んだ人がいたのだから。

意味が分からない。

なぜ龍世君がまだ笑顔なのか。

そして警察の人達がこちらに拳銃を向けているのか。

ただ、ただ。怖い。

怖い。

怖い。

逃げるように、あたしは沙紀の腕にぎゅっと捕まった。



「離れてください、鈴様!」

「え?」



警察の人の一人が叫ぶ。

離れる?あたしが?誰から?

完全にパニックになっているあたしを見てか、ついに龍世君は声をあげて笑い出した。



「はい、鈴ちゃん、これ」

「・・・っ」



遠くて読めない。

ただ、龍世君はあたしにまっすぐ白い紙をつきだした。

そして、








「沙紀の逮捕状だよ」