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「おいっしー!!」
「・・・」
「何これ絶対高いでしょ!」
「・・・」
「さっすがお金持ちのお見舞い品って違うよねー」
「・・・」
それから数日。
相変わらずの回復力であたしの体はピンピンしてる。
あの最初の重さが嘘のようだ。
みんながお見舞い品として置いて行ってくれたお菓子を口いっぱいに頬張りながらはしゃぐあたしを、
隣で沙紀は呆れた顔をして見つめている。
(ただ、最初に目が覚めてからまた数日間あたしは眠りっぱなしだったらしく、
その間にお見舞いに来てくれたらしい彼女たちには直接会えてないんだけどね)
「何?沙紀も食べたい?」
あまりにも見つめられるから首を傾げて問いかける。
んー、マドレーヌならいっぱいあるからあげてもいいかなー。
抹茶とココアが死守できればいいんだけど・・・あ、オレンジもあたしのがいいな。

