Sの法則-平凡姫と俺様SP-




「それから、手も好き」



繋いでくれてる大きくて少し骨張ってるけど綺麗な手。

あたしの頭を撫でてくれる手。背中を押してくれる手。励ましてくれる手。

沙紀の優しさ全部が詰まってる気がするんだ。



「あとねー、背中も好き」



いつもあたしを守ってくれる背中。時には支えてくれる背中。

追いかけていた、その背中を捕まえて沙紀が振り返ってくれたとき、

胸の奥がじんわり熱くなるような幸せに包まれるの。



「あ、声も好き!」」



よく響く声。時に優しくて、時に厳しくて。

恥ずかしいけど・・・あたしに甘い言葉も囁いてくれる声。

その声を聞くだけで、電流が走ったような衝撃に襲われるんだ。

沙紀のあたしへの気持ちが全部溶け込んでるような、

そんな沙紀の声はいつも聞いていたいと思ってしまう。